log 64 南房ツーリング 2月 12(木)13(金) 館山市北条海岸−和田町和田漁港
昨年の内房ツーリングに引き続き南房ツーリングに行ってきました。房総半島では一番楽しみにしていたエリアですが厳しさもなかなかのものでした。
2月12日(木)
8時半頃頃館山市北条海岸に到着しベルーガの組み立てを始めます。今回はG−パドルを使うのでラダーは無しです。出艇準備を終え朝食をとり10時50分に漕ぎ出します。南西の微風の館山湾は鏡ヶ浦というだけありベタ凪ぎこのうえなく海草の様子もくっきり見えます。沖ノ島を通り過ぎ長年憬れていた洲崎を越えますが、その頃から肘に痛みを感じ始めます、腱鞘炎というやつでしょうか?洲崎の岩礁地帯を過ぎると平砂浦海岸、南からのうねりにより綺麗な波が立っていましたが波乗りに自信が無いので波の隙間を狙い上陸休憩いたします。根本の辺りから再び岩礁地帯に入りブーマーに翻弄されます。野島崎灯台が見えてからがなかなか遠く気のせいか逆潮を漕いでるのではないだろうかと思います(真偽は不明)。16時40分、どうにかこうにか苦労しながらも白浜町野島崎到着です。上陸した場所は岸辺の岩がリーフになっていて完璧な静水となっています、おまけにコンビニ、スーパーの目の前で非常に便利な場所、その晩はここで過ごすことに決めます。灯台公園で夕陽を見た後近くにあるホテル「リゾートイン白浜」で入浴させていただき食堂「奴凧」で夕食をとります。ひとつ悲しいことに腰に巻いていた防水ポーチが水没していて中に入っていた財布がびしょ濡れになってしまいお金を払うときいちいち言い訳しながらお札を出してました。ほろ酔い加減で帰ってくると近所の公園に看板が立っています。読んでみると「国定公園につきキャンプ、バーベキュー禁止」とのこと。多分浜辺も駄目なのでしょうが今更移動も出来ないのでテントを張らずに寝袋のみにてビバークすることで勘弁していただきます。波の音と満点の星空を肴にロマンチックな独り酒宴となりました。








2月13日(金)
腹ごしらえをすませ準備を終えた7時頃、朝陽に向かって漕ぎ出します。風は北よりのようで今のところ海は凪ぎ…。岩礁地帯もそんなに波立って無く、乙浜漁港のあたりまではそんなに苦労なく漕げました。乙浜漁港をまわったあたりから北東の向かい風と東よりのうねりによるブーマーに翻弄されます。かなり一生懸命漕いでるんですが通常の半分程度の速度しか出ておらず。ブーマーは予期しないところに突然現れその度に肝を冷やします。進めば進むほどにその傾向は強まり特に潮風王国から千倉漁港までの屏風ヶ浦と呼ばれる岩礁地帯では爆撃地帯を駆け抜ける兵士の気持ち、パドルを握る手にも力が入ります。疲労困憊しながらも千倉漁港をすぎたあたりからブーマーは無くなり白波は立っているものの割合快適な海に戻ります。ただ海岸近くはうねりが入って結構大きな波が立っています。沖出しして和田漁港までいっきに最短距離で行こうと漕ぎ出しますが、実際思ったより東風が強くどんどん岸に寄せられサーフの餌食になりそうなとこまできてしまいます。これはマズイと必死に沖に向かって漕いだりしながら和田漁港に近づくと、ここでもブーマーが発生しています。何故か舟も膝近くまでの水舟になっていたので休憩&水抜きがてら和田漁港に入港いたします。水抜きして一息つくと漕ぎ続ける気が失せたので今回のツーリングはおしまいにすることにし、漁師さんに許可をとり使っていないスロープで片付けし、宅配便で艇を送ります。和田町は鯨が水揚げされる所としても有名で、「つ印くじらや」という割と有名なお店でお土産を買い、併設されている食堂でくじら料理を堪能しました。鯨はあまり食べたことがないのですが想像以上に美味しいので定食を2人前もたいらげてしまいビールも美味しくいただきました。和田浦駅近くの旅館「都亭」でお風呂にいれてもらい疲れをとり、我らがG−BASEまで移動し就寝いたしました。けっこう疲れてたようでぐっすりでした。
log 65 朝練 2/14 2月14(土) 富津市新舞子浜G−BASE前
G−BASEで目覚めパドル製作計画の一環として他のパドルを漕いで試そうと思ったものの寒いので日が昇り暖かくなるまで佇んでいると天狼☆さんが登場、朝練を始めるようです。9時過ぎに天狼さんの2号艇と店主さんの高坂さんGパドルとカーボンGパドルをお借りし漕いでみます。ついでに久々にロールの練習やスカリングの練習もちょっぴりしてみます。沈脱する場面もありましたが今回はドライスーツ着用のためそれほど寒くはありません。天狼さんは買ったばかりのカナック512でハンドロールの猛特訓、見ているだけで目が回りそうです。11時過ぎに終了、気温も随分と上がり暖かいです。店主さんもやってきて鯨をつまみに軽く飲みお話タイム。午前中はベタ凪ぎでしたがお昼から風が出てきて白波も立ち始めたようです。その日の夕方には強風が吹きまくり、それが春一番だったということを後々知りました。
造船所みたい
何か採ってるみたい
沖ノ島
海草もすくすく
洲崎先端あたり
平砂浦海岸
野島崎到着
水没した財布
朝陽の道
乙浜漁港から写真ナシ
和田漁港上陸
鯨の町なのです
天狼さんの2号皮舟
ハンドロール中
新艇カナック512
M-kayak談義