log 54 G-style 2003         11月1日、2日 富津市新舞子浜
昨年大成功した日本最大のグリーンランドスタイルカヤックイベント「G-style 2002」に続いて今年も「G-style 2003」が行われるというので行ってまいりました、って実は今回スタッフ側としての参加だったりする訳なのです。

10月30日 イベント本番2日前
今回のイベントの主賓ともいえるグレッグ・ステイマー氏(アメリカ)とマリギアック・パディラ氏(グリーンランド)が来日し迎えにいくべく成田空港へ行きます。塩島さん、店主さん、天狼☆さん、おサルさんはすでに到着していてゲートで最初に出てくるグレッグさんを待ちます。まだかまだかと一同ゲートを睨みつけていると背後からグレッグさんに声をかけられ早速一本とられちゃいます。涙と感動の挨拶をすませ一旦空港内のカフェで休憩、酒女(さすけ)さんも合流し次にやってくるマリギアックを待つため再びゲートへ戻ります。ちょっと遅れましたがマリギアックも登場し再び感動のご挨拶です。駐車場でnaoemonさんも合流し一同富津へと移動します。その際塩島さんの車に乗せていただいたのですが車内でのパドル話が非常に興味深くためになります。夜はうがたこさんも合流し、とある寿司屋さんでウェルカム宴会です。寿司や天麩羅をつまみながら非常に楽しい時間をすごせました。マリギアックはワサビが大のお気に入りみたいで別注する始末。
宴会解散後、うがたこさんの家に泊めていただきました。パドル材の談義などもあり大変ためになる時間、自分も一丁削っちゃろーと思います。一番風呂に入っておきながら眠ってしまい他の方がお風呂に入れなくなってしまった事を謹んでお詫びいたします。
10月31日 イベント本番前日
朝食後、店主さん宅にひとまず集合、グレ&マリが持ってきたハープーン(銛)やパドルなどを見せていただきます。さすがにネイティブの作った銛は迫力満点です。そうして我らがクラブハウスであるG-BASEへ移動、二人ともけっこう好感触だったと思います。スキンカヤックやパドル談義は尽きず皆さん確実に楽しんでいるようです。お昼には後に九州組と呼ばれるNoriさんとKen5さんがオリオンゲッターと呼ばれるバイダルカを含む5艇のスキンカヤックを携え参上します。到着したばかりだというのに早速カヤック談義になり、それもまた内容が濃ゆい濃ゆい。昼食の後皆で軽く海にでることになります。ちゅうさんも合流し総勢10人、ほとんどの人がスキンカヤックという非常に珍しい光景です。バイダルカは半透明なスキンのため太陽の光にフレームが透けカッコ良いったらありゃしません。自分もグレッグさんにロールレクチャーしてもらっちゃいました。Ken5さんはマリギアックにより高度なロールレクチャーを受けていました。夕方近所の民宿「錦海亭」に移動し早速乾杯です。マリギアックの持ってきたグリーンランドの写真なんかも見せていただきます。大変美しく大変寒そうな場所の写真もありました。夕食をとりに食堂に下りると丁度良いタイミングでWF(ウォーターフィールド社)の水野社長登場。プロトタイプの軽量タイプ(8.5kg)と欧米輸出仕様の2艇のカナックを車から降ろすと皆さんそこに集中します。グレッグさんもかなり興味があったらしくコクピットに座りボリュームなどを確認します。なかなか皆さんカナックから離れないのを無理矢理呼んでの夕食タイムとなります。夜は割とまったり系の飲み会でした。砂浜の方ではちょっとしたハプニングもあったようです。夜遅くにあんじさんも到着し宴会はまだまだつづきます。
11月1日 イベント本番初日
朝食の後G-BASEへ移動、早朝に到着したというkayokoさん、かっぱさん、かずっぺさんも合流しスタッフ勢揃い。参加者も揃いましていよいよイベント開催です。まずはマリギアックのロール演舞、昨年もプールで拝見したんですがやはりスゴイの一言です。皆さんの感嘆の声が新舞子の海岸に響き渡ります。ハープーン投擲や獲物を捕獲した際に引っ張られ沈した場合のリカバリーロールなどもありました。いつもより多く回ってくれたマリギアックに多大な拍手とともにデモ終了。一度G-BASEに移動し塩島さんによるグリーンランドスタイルパドル(以下Gパと略します)の理論と解説、Gパの歴史などにも言及し大変深いお話でした。昼食休憩の後はいよいよロール講習です。スタッフがサポートにつきながらそれぞれロール練習を始めます。交代でグレ&マリが個人レッスンにつき結構皆さんできるようになっていたみたいです。僕は寒いので早々に海から上がり先に風呂に入ってビールを頂き皆さんが練習する様子を浜から笑顔で眺めていました、一応夕食の鍋係りの任務を果たすために先に上がったと理解していただきたく思います。午後は天気は良かったんですがけっこう水が冷たくうがたこさんが手配したドラム缶の焚き火がかなりありがたかったと思います。鍋担当なのですが料理の苦手な自分は女性陣にお任せしビール片手にG-BASE内を徘徊してたような記憶もあるような…まあ良しとしましょう。店主プロデュースによるロープジムナスティックも大変な盛り上がりを見せていました、自分は駄目駄目ですが参加者から結構できる人が続出してました。美しい夕陽を堪能しながらビールを堪能した後はちゅうさんによるスキンカヤック製作時の一工程であるリブ曲げ講習。実際に製作中のスキンカヤックがあるのでそれに合わせ皆でリブフレーム用の材木(既に煮て柔らかくしてある)を曲げてみようという内容。Ken5さんとマリギアックは上手に曲げていましたし参加者の方も楽しみながら曲げたり折ったりしてました。この時点で完全に宴会モードに達していて丁度良く出来あがったG-鍋キムチスタイルも振舞われ、また参加者の方がダッジオーブンでこさえてくれた激ウマ牛テールシチュウは大好評のうちに売り切れます。リブ曲げ講習の後は塩島さんによる角材へのGパ墨出しデモも行われプロのパドル職人の技というものを見せられました。そんな感じで初日終了、大変内容が濃い一日だったと思います。もちろん錦海亭に戻ってからも宴会は続き深夜遅くまで宿内を騒がせたことはいうまでもありません。
11月2日 イベント2日目
若干眠い目をこすりつつもイベント2日目がはじまりました。この日はミニツーリングの予定でしたが参加者およびグレマリの希望でロール講習になります自分はWFのカナック輸出Verをお借りして練習をしますが、これだと自分の雑なロールでも右ロールは上がっちゃいます。さて左のロールを試すとやはり駄目で沈脱の繰り返し、そんなこんなしてると脚が吊ってしまい1時間足らずで戦線離脱(早!)。陸に上がって休憩してるとポカポカ天気に眠くなってしまいます。お昼にはビールを3本も飲んだのでますます眠くなります。午後にはグループ分けをしミニレースなども行い大変盛り上がります。ハープーンと呼ばれる銛投げ体験もありました。自分も試したんですが見た目より難しく上手く飛んでゆきません。そんなこんなでひとしきり盛り上がったあとロール練習をしてお開きとなりG-style2003本編は終了、あとは翌日のプレミアムツアーが残ってますが夜はクサヤの試食から始まる打ち上げを含む大宴会となります。途中睡魔に襲われ一旦は寝床についたんですが何かの拍子に起こされ結局明け方近くまで飲んでることとなりました。マリギアックはさらに遅くまで起きていたようで他の人より明らかに運動量が多いはずなのにと思います…若さゆえでしょうか?ちなみに自分が彼くらいの年には眠りまくってましたが。
グレッグ登場
マリギアックも登場
歓迎の宴
歓迎の儀式
バランス感覚はさすがです
スキンカヤックが並ぶ並ぶ
オリオンゲッター関東初上陸
チャンピオンのレクチャーです
グリーンランドの風景
カナック国際談義
和やかな食事風景
何やらあったようです
ロール演舞
重りを持ってのハンドロール
花火ロール大成功!
獲物を狙う狩人
Gパ講義
スカーリングする人
こんな感じでレクチャーします
ダッジ料理を作る参加者
ロープでも回る回る
リブ曲げ実演中
しおちゃんパドル製作の秘技
深夜の相撲大会
初めて海に出るあんじさん
素晴らしい天気です
ハンドロールマスターの瞬間
ミニレース中
水鉄砲で攻撃されました
記念撮影
タンデムスカーリング
お世話になりました
カズータ(乾杯)!
皆さん壊れはじめてます
唄を奏でるマリギアック
使われてるグレッグさん