log 42 嵐の前のシャコタンブルー(積丹岬編)    8月9日 積丹半島東部
あろうことか北海道に台風が上陸するらしく積丹ツーリングも危惧してましたが行ってみると結構凪ぎで大変満喫できました。

8月8日屈斜路湖をあとにし襟裳岬に向かいます、が途中あまりにも霧がすごすぎ予定変更し小樽へ向かいます。雨の降る夕刻小樽に到着しその日はホテル泊、とりあえず小樽の美味いものを食べに行きます。帰ってきて天気予報を見ると台風が9日の夜に北海道に上陸するだろうとの事、沿岸は4〜5mの波になるだろうとの事。さすがに明日は無理かなとガイドブックを見て近郊の観光地を探します。

8月9日ホテルをチェックアウトし駅近くの市場で朝食をとります。とりあえず余市のニッカウヰスキー工場でも見学に行こうと車を走らせます。すると途中に見える海岸がベタ凪ぎの様子、観光予定を変更し一路積丹半島へ向かいます。するとやはり途中からすごい濃霧になりやはり無理かと思います。ここまで来たんだからとパーキングから島武意海岸まで徒歩で降りてみるとガスは上だけで海上は見通しもよく凪いでる模様、早速出艇地を探します。近くに漁港もありますが北海道は条例によりプレジャーボートの漁港使用は禁止なので5kmほど離れた野塚地区のキャンプ場から出艇することにします。準備をすませ12時20分に出艇、噂には聞いてましたがシャコタンブルーと呼ばれる海の色にいきなり大感動です。台風も近づいて来てるので早めに行こうということで沖をショートカットして積丹岬に向かいます。岬先端近くには1隻の釣り用ボートが出てました。先端近くは海の色がより透明かつ明るいセルリアンブルーになります。積丹岬を回りこむと切り立った崖に奇岩が続く男らしい風景に変わります。以前噴火でもしたのでしょうか?黄色く硫黄色になった場所も見られます。Nさんが急に細い水路を見つけ入ってゆきます、しぶしぶついて行きましたが予想通り数度に渡って座礁しました。どうにか水路を抜けると午前中に行った島武意海岸に出ました。大変風光明媚な海岸で上陸して高台から記念撮影。その辺りもゆっくりパドリングを楽しみさらに奥にあるだろう女郎子岩を目指します、なかなか姿を現さずもう戻ろうと思ったそのときにその女郎子岩はありました。なかなか趣のある島で、カヤックの先端でタッチし戻ることにしました。帰りは若干うねりが出てきたようで波打ち際沈しないよう上陸時は少し緊張し15時45分着岸。

夜には台風上陸予定のため民宿に泊ろうということになり予約をしそこに移動します。その名も『海ぞく亭』、はっきりいって名前で選びましたが実際なかなか快適かつ料理の大変美味しい宿で大満足でした。
積丹岬を目指すのだ 岬の辺りかな 水路、実は座礁中 島武意海岸 荒々しい海岸線
シャッターチャンス 女郎子岩 ホントはもっと綺麗です サーフに気をつけ上陸 海賊料理が美味いの
log 43 嵐の後のシャコタンブルー(神威岬編)    8月10日 積丹半島西部
昨晩も何気に疲れていたのか知床ツーリングのビデオ上映会の途中で眠ってしまいました。台風も知らぬ間に通過してしまったみたいでTVを見ると水害や通行止めなどのニュースが流れまくってます。積丹のあたりは暴風域からずれているので特に大きな被害はなさそうです。かなり豪華な朝食の後、神威岬を漕ぐべく海を偵察に行きます。宿泊した民宿のある余別集落から出ようと思いましたが北からのうねりで海が荒れててかなり厳しそう、岬西側の方は大丈夫そうなのでそっちで出艇地探しを始めます。漁港以外はなかなか良い場所が見つからず少し離れた西の河原から出ようと思いましたが以前ここから出た事のあるNさんがけっこう距離があるよというのでもう一度出艇場所を探しなおします。するとタコ岩前に海岸に降りられる階段があり神威岩もかなり近くに見えてるのでそこに決定。準備をし10時頃出艇、相変わらず海の青さには感動します。片道約2.5km、あっという間に岬に近づきます。岬のシンボル神威岩(カッコイーです)まであともう少しというところで北からのうねりの影響が強くなり撤退することにします(GPS読みで神威岩まで150mでした)。追い波のせいか帰りの方が波を感じます。近場から出艇しといてよかったなどと言いながら11時20分無事到着、ショートですがなかなか良いツーリングでした。
岬東側は荒気味 タコ岩前から出艇 神威岩が近づきます あと150mなんだけど 近くて良かった出艇地

これで北海道の海はおしまい、この後ニセコなどをまわって最終目的地の洞爺湖へ向かいます。