log 40 知床漕情 8月5日 知床半島 ウトロ⇔カムイワッカ
8月5日 本当は1泊2日くらいで知床半島一周をしたいとこですが知床半島内は原則上陸禁止、さらに熊もでるらしいので今日のとこは日帰りツーリング(1日でウトロから相泊までの60kmを漕覇するというプランも半ば本気であったんですが当然NG)に、昨年Nさんが艇を出した海浜のキャンプ場に許可をとり出艇料を払いカヤック事情を聞き(いまだ事情は微妙なとこらしいです)艇を出させていただくことに。今回はカムイワッカの滝までの往復約30kmを予定、7時40分に出艇します。今回は知床ということもありラダーを装着、万一のため食料、水も多めに持ってます。その他携帯電話はもちろんGPS、ハンディ無線、デジカメ、ビデオカメラなどを積んだカフナ知床EXPとベルーガ知床EXPの2艇でのツーリング。曇り気味ですが海は凪いでます。いきなり海の透明度と風景のカッコ良さ、そして憧れの知床を漕いでいるという感動に浸ります。ほどなくフレペの滝、通称乙女の涙の前に到着。断崖に沿って幾筋にも分かれて流れてゆく大変美しい滝です。カモメのコロニーにもなってました。そのあたりで観光船ラッシュ、少し時間をおいてやりすごします。そのあとは男の涙と呼ばれる滝、Nさんが男の顔と涙に見える部分を説明してくれましたがどう見ても顔には見えません(帰って写真を見てなんとか納得しましたが)。水温はかなり冷たく沈なんかしたらけっこう辛そうな感じ、体の筋をネオン色に光らせる美しいクラゲがいました。崖の上はガスがかかって見えませんがある意味とても神秘的な雰囲気でもあります。岩尾別川のあたりもなかなか良い感じの浜です。象岩や水晶岩などの奇岩を楽しみながら岸近くを漕ぎ進めるとNさんが「熊だ!」と叫びます。指差す方向を見ると本当に熊がいました。河口なのでマスを探してる模様。奥から子熊も出てきて親子熊だということが判明。熊は泳ぎも達者らしいので近づきすぎずに観察します。感動を残し漕ぎ進め、岬を回るとカムイワッカの滝が見えました。近くに行くと硫黄成分が流れ込んでるせいか海水が明るい緑色に変わってきます。丁度お昼時なので一通り記念撮影をした後岩陰で昼食をとります。知床岬が見えるかなとも思ったんですがガスが濃く見えないようです。帰りは若干の追い波のためゆったり漕いでもそこそこのスピードが出てました。15時45分出艇地に無事到着。他のツアーの方達も入れ違いで出艇してました、夕陽ツアーかな?
出艇 |
乙女の涙 |
男の涙 |
ダイナミック! |
熊!がいるはず?! |
カムイワッカの滝 |
最高のランチタイム |
荒々しい岩壁 |
名も無き滝 |
良きツーリングでした |
ツーリング終了後、カムイワッカ湯の滝(温泉)にも行ってみようとシャトルバス乗り場に行ってみたけど今からじゃ入浴する時間が無いということなのでやめておきました。次回また来てみたいたいものです。
翌日、翌々日にも相泊から知床岬往復をしようと思っていたのですがガスが多い、風が強いとなどいう理由でやめておきました。今思うとこの日のツーリングでかなり満足したため無理しなくていいという気になってたのでしょう。羅臼では丁度一周してきた地元カヤッカーに情報をいただきました、また行くぞー!と思います。



カヤッカー憧れの地であり今回の旅のメインでもある北海道は知床半島に行ってきました。のんびりゆったり漕ぎの半日のツーリングでしたがかなり濃ゆい内容となり、もちろん大満足のパドリングでした。
8月3日のカヌーフェス終了後、今回北海道を案内していただけるNさんと一緒に八戸港からフェリーにて苫小牧へ。翌朝(8月4日)到着後一路知床に向け車を走らせます。途中上川のアイスパビリオンでマイナス42度を体験したり層雲峡を見たりと観光もします。斜里のスーパーで食料を買い込み夕刻にとうとう知床半島へ到着、天気は良く海も凪いでるようです。オシンコシンの滝を見たあと丘の上にあるキャンプ場にチェックイン、テントと舟を組み立て近所の温泉に行きます。露天風呂からは夕陽が見え、なかなかいい感じ。夕食は海鮮BBQ、呑みながらNさん撮影のツーリングビデオを見て過ごすのですが、すぐに眠くなってしまい早々に床につきます。
北海道に渡ります
本気で寒いです
オシンコシンの滝
露天風呂からの夕陽