log 30 龍の降り立つ地、ハロン湾を漕ぐ
GW前半部を含めた10日ほどベトナム北部を旅行してきました。
最後の数日間は海の桂林と称されるハロン湾クルーズに参加し世界遺産の海でカヤックも楽しみました。
4月28日早朝、夜行列車でハノイに戻ってきてそのまま旅行代理店に行きツアーバスに案内されます。3時間ほど走りハロンシティとも呼ばれるバイチャイという街に着き昼食後クルーズ船に乗りこみます。ハロン湾は龍が降りてきた場所という伝説がある地でそんなことを思いながらビールを飲み飲み景色を眺めます。しばらくすると洞窟のある島に立ち寄ります。中はかなり広い鍾乳洞になっていてライトアップなどもされていてなかなか美しいです。夕方までゆっくりと時間をかけハロン湾の島々を縫うように船は進みます。内海なのでほとんど波はなく水上集落や手漕ぎ舟で移動する人も見られます。夕刻、カットバ島というハロン湾で最も大きい島のカットバタウンに着きここでホテルに泊る人を降ろします。自分は船室に泊ることを選んだので乗船したままです。船泊するメンバーはイギリス、スイス、コロンビア、オーストラリア、デンマーク、日本など国籍豊かな9人(船員を除く)でどうやら自分が一番年上のようです。船は静かな海域で停泊し素晴らしいサンセットタイムを過ごします。夕陽が沈むと夕食タイム、ビールとワインでシーフードを満喫します。夕食後は星空の下、異国の若者達とデッキで語りを入れます。


翌日の29日、朝食後船はカットバタウンに戻り、上陸後ホテルにチェックインします。オプションで申し込んでいたカヤック半日コースを全日コースに変更してもらい、ツアー(といっても客は自分のみだが)スタート!小型船の船長さんとその家族が今回の案内役です。手漕ぎのザル舟で小型船まで運んでもらいカヤック(FRPのタンデム艇)をトウイングしてランハベイと呼ばれるエリアまで約40分ほどの航海です。海は当然のように穏やか(というより静水)で天気も良くワクワクしながら風景を楽しみます。途中家を引っ張っている船に出会ったりで興味はつきません。
10時30分、ランハベイに着くと昼食の11時まで自由に漕いできていいよというのでちょっと漕いできます。今回使用したパドルは大変長くそして重くなかなか鍛えられそうです。やはりカヤックからの低い視点は格別で、よりいっそう島々が迫力を増して見えます。途中島陰で昼食をとっている漁師にお酒に誘われたりもします。11時10分くらいに船に戻ると昼食の準備ができていました。素朴だけどなかなか美味しい料理を家族と一緒に頂きます。昼食後は腹ごなしに泳いだりシュノーケルをしたり楽しみます。12時半くらいにパドリング再開。今度はバウ側に船長の息子を乗せてゆきます。やはり二人で漕ぐと速い速い。無人の砂浜などに上陸し泳いだり散歩したり楽しみます、ある大きめの砂浜で佇んでいると小型船がやってきて次々とベトナム人の若者が降りてきてビーチサッカーを始めます。誘われるまま参加しますがあまり戦力にはならなかったようです。その後もいくつかの島をめぐり15時半頃船に戻ります。30分ほど泳ぎを楽しんだ後タウンに戻ります。その日の夜は巨大シャコを肴にビールを飲みました。美味いのなんのって…